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SCIENCE of
HUMAN GROWTH
曖昧な成長を科学する

VOICE

様々な仕掛けと熱のある関わりが、受講者の心を揺さぶり、変化を確実なものにしていく

豊通ヒューマンリソース株式会社 様

2004年の設立以来、豊田通商および豊田通商グループのビジネスパートナーとして、人事、労務、教育研修等の人事機能をサポートする総合人事サービス会社として成長してきた。企業を取り巻く人材環境の変化の中において、豊田通商グループ各社の「人的資本経営」を推進し、新しいステージに向かうグループ各社を専門性で支援し、豊通グループ共通のありたい姿である、「最高で最強の人と組織」づくりを推進している。

管理職登用への意欲向上と能力開発が課題になっていた

御グループにおいて、人材育成や研修について、どのような課題をお持ちだったかお聞かせください。

土井さま:管理職・リーダーになりたいと思っている人が、残念ながら少ないこと。また、管理職に向けての心構えが十分に育まれていないことが課題でした。豊通全体で経営者的な目線や意識が求められる中で、グループ全体として“どのように”リーダー育成をしていくのかが大きなテーマでした。

また、研修を実施するだけではなく、受講者の変化や、効果の見える化も必要。そのためには、受講者のマインドを揺さぶるための様々な仕掛けやアプローチを施さなければ、とも思っていました。

そのようなご状況の中で、どのような経緯で弊社にお声がけをいただいたのでしょうか。

土井さま:2020年に、以前の社長と監査役から紹介されて古田さんにお会いしたのが最初でした。その時は、「何か面白いことをされているな、でも高そうだな」という印象でした(笑)。その後3年くらい月日は流れたのですが、その間も毎月送信されるnoteを読んでいました。今回のリーダー育成のテーマが上がった時、主担当の田中に古田さんのnoteを転送し、読んでみたら?と共有したことがきっかけですね。

田中さま:このような経緯があり、古田さんのnoteをさかのぼって全部読みました。文章が面白いだけではなく熱量がすごいな、ということと、行動変容を追求されている記事が多かったので、一度お話ししてみたいと思いました。
実際にお仕事をご一緒する前に、ある信頼できる方に、“スタンスさんはご存じですか?”と聞いてみました。そうしたらたまたま古田さんのことをよく知っている方で。その方からのお話も後押しになっていました。

厳しくも、個々に寄り添い、向き合っていく仕掛けの数々

そんなことがあったんですね、恐縮です(笑)。そこから豊通ヒューマンリソースさんとスタンスでタッグを組み、プロジェクトがスタートしました。豊通ヒューマンリソースさんで実施された受講者との事前1on1、スタンスで事前事後のサーベイ実施など、いろいろな仕掛けを行いました。実際にスタンスと他社さんとの違いをどのように感じていらっしゃいますか?

田中さま:良い意味で厳しい研修なんじゃないかと思っています。このプロジェクトでは、自分自身を見つめるというところはもちろん、事前レポートを課し、みんなの前で良かった点や、なぜこういうアウトプットになったのかというところを、古田さんとのやり取りの中でご紹介いただきました。これが彼らにとって大きな刺激になったと思っています。

古田さんのコメント一つ一つを噛みしめ、響いた受講者の最終アウトプットには、大きな変化が見られました。そして、グループ会社の同じような層で似ている悩みを抱えている仲間と出会えたことも、良かったと思っています。

浅井さま:私は古田さんが情熱的に話していただくのが、すごく良かったなと思っています。多くの研修では、「結局は自分が決めること」と、受講者に委ねることがよくあるのですが、「リーダーってこうあるべきだよね」とか、「それは甘いですよね」など、言うときは言うスタイルが非常に良かったと思います。迷っている受講者にとっては、良い道しるべになったのではないかと思いました。

それから、サーベイも非常に良い仕掛けだと思いました。普段なかなかサーベイまで行わないのですが、自分の変化を他者から評価してもらい自身の成長を可視化する、貴重な機会でした。

田中さま:赤裸々な数字と周囲からのコメントでフィードバックを受けるのは、多くの受講者にとって初めての体験で、とても刺激的だったと思います。

受講者の変化を感じた瞬間

プロジェクト終了後、受講者の変化はいかがでしょうか?

田中さま:管理職に対するネガティブな印象が一変したこと、自分自身が今後どんなリーダーとして会社に関わっていくのかを、真剣に考え抜く経験になったという声が多数あったことが印象的でした。事前の1on1でも、管理職に対するポジティブな期待はもちろんありました。例えば、「給料が上がるなら」という理由も悪くはないのですが、それ以上に今回のプロジェクトで管理職・リーダー像を内発的な観点から考え、意欲の向上や管理職としての覚悟を固める、良い時間になったと思います。

土井さま:私はプロジェクトの最終回の最後に、少しお話をしたときの受講者の表情を今でも覚えています。「大人でもこんな表情するんだ…」っていうくらい、キラキラしている方が本当に多かったです。皆さん私の目を見ながら、心の中に何か沸き立つものを持つようになっていただいた、という印象を持ちました。

熱のある外からの刺激で、本質的な変化を起こし続けていく

今後のリーダーシップ研修や、スタンスへの期待についてお聞かせください。

田中さま:外からの熱意ある刺激を期待しています。外部、特に他社と比較したとき、「あなたたちもっとできるでしょう。まだ足りないよ、まだいけるでしょう」など、そのようなメッセージが受講者に大きな影響を与えたように思います。それができるのも、大人数向けの研修ながら、個々に寄り添った研修をスタンスさんが行っているからだと思います。私どもで行った1on1に始まり、古田さんがレポートをすべて読んでいただいた上での研修。そして、サーベイも個々へのフィードバックですし。受講者ひとり一人の現在地を理解し、刺激を与え、行動変容を促す。スタンスさんと一緒に走り切ることができたので、これを続けていきたいと思います。

土井さま:なんだかんだで、古田さんのパッションですよね(笑)。パッションに向き不向きあるかもしれませんがそれはあまり大事なことではなく、パッションによって影響を受けることはゼロではないと思っています。そして、研修以外のさまざまな仕掛けや情報を通じて、「自分が変わることができたかもしれない」と感じる受講者が一人でも多く増えるような仕事を、これからもご一緒させていただければと思っております。

土井 英也様

豊通ヒューマンリソース株式会社
組織・人財開発部 組織・人財開発2グループ グループマネジャー

田中 美帆様

豊通ヒューマンリソース株式会社
組織・人財開発部 組織開発グループ 兼 人財開発2グループ

浅井 景子様

豊通ヒューマンリソース株式会社
組織・人財開発部 組織・人財開発2グループ

※部署名は2025年2月時点での表記としています

インタビュワー

  • 株式会社スタンス 古田 聡
  • 株式会社スタンス 上田 和美