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2020.12.07BLOG

研修効果測定 ~満足度と行動変化の関係性~

前回、コツや気になることを今後ご案内します、ということをお伝えしましたが申し訳ございません、もう少し事例を紹介させてください。



研修終了後に受講者に向けてアンケートを取ると思いますが、このアンケート満足度と、行動変容に因果関係があるのか、という議論です。







非常にシンプルな議論で、【研修満足度や講師満足度が高い研修がその後の行動変容に繋がる】ということがわかれば、今まで通り受講者の満足度を聞けばよいわけですし、それを研修の効果だ!と、声高に発信して良いと思います。



今回、ほぼ同じ条件(研修開催時期、アンケート実施時期)で目的や内容の異なる4つの研修を実施しました。

4つの研修の内容が違うので、同等に比較できないのではないか、と言われるかもしれませんが、研修受講者を一つの”カタマリ”と見たときの統計的な変化量は、物理的に同等とみなすべきだと考えています。



さて、4つの研修実施後、満足度が出ました。

具体的な数字は非表示とさせて頂きます。ごめんなさい。







満足度が行動変化に正の相関をもたらすのであれば、ここで立つ単純な仮説は以下3つ。

・コース1の行動変化は△である。

・コース2の行動変化×である。

・コース3,4の行動変化は△ or ○である。

こんな感じでしょうか。



360度アンケートの結果はこのようになりました。

全てお見せできず、また、見にくくて本当に申し訳ございませんが、ブラフではなく実際に行ったことだけが皆様に伝わればうれしいです。







これをまとめると、このようになります。







コース3,4は想定通りでしたが、コース1は×に限りなく近い変化量がほぼゼロの△、コース2に至っては非常に高い行動変化をもたらしました。



タラ・レバの議論をしたらキリがありませんが、少なくとも今回の効果測定の結果では、研修満足度と行動変化に明確な関係性を見出すには至りませんでした。

勿論これは、多くのデータの中で大多数に入るのか、例外部分になるのか。業界・業種によって異なるのか、の検証は必要です。今言えることは、研修の満足度と行動変化に明確な関係があるとは、言い切れないです。



研修講師人格として、ちょっと目をそむけたくなるような結果でした。企業で社員の皆さんが求められているのは成果。その成果を出すために必要な行動を促す場として研修が存在するのであれば、ここにはしっかり向き合わないといけないと、襟を正す思いです。





研修内容の奇抜さや講師の過去の栄光で研修の良し悪しを比較することよりも、お客様の状況に合った研修を創り上げ、研修の効果をしっかり測ってPDCAを回していく大事さを、もっともっと発信し続けたいと思います。


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