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2024年度 研修効果測定をまとめてみた

古田 聡
古田 聡
2025.03.03

みなさんこんにちは!スタンス古田です。
1月までは相当忙しかったのですが、今年の2月は余裕のある時間を過ごしました。こんなに自由に時間を使ったのは久しぶりだったので、もしかしたらバーンアウト症候群的!?と思うくらい抜け殻でした。

少し時間があったので2024~25年で弊社が実施をした研修を振り返り、まとめてみました。特に研修の行動変容(周囲からの360度評価)や特許を取得した”EvoGram”からの見える傾向です(あくまで2025年2月末でのお話) 。
数字は最低限で、結果のみで。よろしければ、お付き合いください。

▼行動変容をしている方は、気づきの量が多い

研修で何が残ったのかをしっかり言語化している方の多くは、行動変容の結果も高い傾向にある

気づきとは、研修の最後によく行う”振り返り”ですね。これは、本当に大事な観点だと思っています。逆に、気付きが少ない研修は意味をなさないのかもしれません。

▼研修での入力文字数の個人差がかなり存在する

研修でのワークに記入する文字を単純な和として比較。最も記載している方と記載していない方とでは、3~5倍(最も多く記載÷最も少なく記載)の差がある

弊社は研修のワークシートをWebで行っています。そこでの入力文字数です。最大で15倍ある会社もあり、結構驚きました。ちなみに業界・業種特性はありません。純粋に個人の能力ですね。研修効果うんぬんの前に、個人の能力(ここでは言語化)を高めることは結構大切かも。

▼上位職向け研修と若年層向け研修における差

・上位職向け研修(管理職研修等)は行動変容の数値の高さ/EvoGramの結果とも相関があるふるまいを見せる(相関係数高め)
・若年層研修(1~3年目向け研等)は上位職向け研修と比較すると、そこまで高くない(相関係数はマイナスではないがそこまで高くない、バラつきがある)

上位職は思考や考えが既に固まってきており、優秀な方は言語化するトレーニングもできている(但し、出来ていない方は致命的にできていない)。若年層はまだ成長途中と解釈すると、案外すっきりするけど、こんな解釈でいいのかなぁ。

▼結果が出ないのは、関係の質が悪い、は本当か?

ダニエル・キムの「成功の循環(Theory of Success)」、ある会社で調べたところ結果が出ない要因を考えてもらった結果、「関係の質が原因」だと捉える受講者は全体の45%(n=200以上)

どう捉えるか、ですが、私は思っていたよりも少なかった印象です(70~80%くらいあるのかと思っていた…)。今考えれば当たり前で、思考の質や行動の質だってやっぱり大切だし、結果の質を議論するにも不確定要素もやはりある。組織問題を関係性だけに論点を絞っていくのは粗いような気がする。

▼行動変容は、研修の回数によって変化度合いが異なる

4回以上と3回以下の研修での行動変容の結果が大きく異なった

以前、単発の研修では大きな行動変容が起きない、と書きました。では、行動変容を起こすには何回の研修が必要なのか。というのがずっと引っかかっていました。今言えることは、最低4回はストーリー性を持った研修を実施することが望ましい、です。
理由は・・・わかりませぬ・・・。結果がそうだから・・・。

▼行動変容(360度評価)の数字の高低は会社によって異なる。よって、一概に比較はよろしくない

これは肌感覚のお話です。
簡単に言えば、周囲からの行動変容(360度評価)は、甘くつける会社もあるが、辛くつける会社もある。質問の判断基準をそろえても、会社文化によって数字を付けるクセは異なっているんだろうな、と思いました。但し、差分(after-before)は相対的に同じ物理量なので、こちらの比較の方がよろしいかもしれませんね、比較するのであれば。
組織文化を見るときは、この観点はマイナスにならないだろうな、という自分自身への備忘録。

 

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