皆さんこんにちは、スタンス古田です。
2026年度の新入社員研修。ありがたいことに今年も多くの若者と対峙してきました。例年であれば、今の新入社員の傾向と対策を淡々とまとめるところですが、今年はやめますね。
ちなみに、2025年はこれ、2024年はこちら。んでもって2023年はこっちです。
今年、研修の現場で突きつけられたのは、窒息しそうな雰囲気でした。
さて、いく。
▼「空気」という名の独裁
研修終了間際、一人の受講生が私に問いかけてきました。
『プレゼンで1番を狙いたいと思っていました。でも、このままでは負ける。そう直感したから、私が前に出てチームを引っ張ろうとしたんです。
けれど、周囲の「空気を読む」雰囲気や、和を乱さない多数決に押されて、一歩を踏み出せませんでした。私の未熟さはあるのは認めていますが、この会社では、個人の意志よりもそこまで協調性が優先されるべきなんですか?』
私は即座に、そして断固として答えました。
「絶対にそんなことはないですよ。あなたが間違いなく正しい。もっと前面に出ていいから!空気に押されないで、頑張れ!」
▼守るための「強さ」を忘れた、薄っぺらな平穏
もう一つ、別の受講生からの言葉が脳裏に焼き付いています。
『正直、1番とか成長と言われてもピンときません。僕はワークライフバランスが何より大事だと思ってこの会社に入ったんです。この会社には入れて給料はいいし、定時には帰れそうですし。プライベートも大切にできそうですし。そこまで仕事に注力しなければならなのですかね?僕の人生ですし。。。』
私は少しの間を置いて、こう返しました。
「プライベートは大切だよね。その通りだと思う。でもね、あなたが将来、愛する人や家族を本気で守ろうと思った時、『強く』ならないと守れないと思わないかい?強くなるために、あなたはどんな努力をするつもりなのかな?」
「残酷な現実を言わせてもらえば、いま、私の周りで人生を謳歌している人は、20代の頃は狂ったように仕事に没頭していた。逆に、若いうちから『自分らしさ』や『プライベートの充実』という心地よい言葉を信じ、努力を放棄した人間で後に頭角を現した人なんて、一人も見たことがないんだよね。」
▼感情を垂れ流して言わせてもらいます
「誰がこんな世にした?」
ここからは、私の個人的な憤りとして書きます。
一体、誰がこんな世の中にしたんだ?
若者が「頑張ろう」と牙を剥くことを、暑苦しそうに冷ややかな目で見る空気を作ったのはどこのどいつだ。
「多様性」や「配慮」というリベラルな皮を被った言葉たちが、今や若者の「勝ちたい」という純粋な衝動を封殺していますよ。本来、組織の推進力になるはずのリーダーシップが、集団の同調圧力によって窒息させられています。誰も傷つけないし誰も負けない。そんな耳触りのいい世界にひれ伏した先に待っているのは、全員が等しく没落していく気がするのは、僕だけでしょうか。
停滞を招く横並びの安心感に浸り、リベラルな言葉を免罪符にして国力を削る人たち。
夢と理想だけを語り、それらを助長するサービスを売る企業。
保身のために事なかれ主義を貫く人事担当者。
彼らが日本の未来を食いつぶしている。
あなたたちの罪は、想像以上に深いぞ
こういうことを書くと、必ず「過労死はどうするんだ」という反論が飛んでくる。 勘違いしないでほしい。過労死なんてあってはならない。絶対に悪だ。
だが、それは「マネジメント」の欠陥であって、社会全体の「熱量」を奪っていい理由にはならない。管理の問題を、努力や競争を否定する道具にすり替えるな。
▼牙を持つ若者たちへ
令和という時代は、あなたたちの牙を抜こうとする。
だが、世の中の「ぬるい空気」にひれ伏す必要なんて全くないよ。
突き抜けようとするあなたを笑う人は、あなたの人生に責任なんて取ってくれない。
空気を読まずに”1番”を獲りにいく、その熱量を私は全力で支持し、応援します。


