みなさんこんにちは!スタンス古田です。
年が明けてあっという間に一か月が経ちました。1月は研修のラッシュだったため、改めて色々思うことや感じることがありました。
そのなかでの一つ、僕らが一丁目一番地に置いている研修の効果測定について、改めて整理しましたのでお付き合いください!
さ、今年もいくぞ~!テッテレー
▼カートパトリック_研修効果の「レベル4」
人材育成に携わる僕らが始めに認識しないといけないのは、こちらです。

そして、多くの研修は、アンケート満足度によって評価されています。

しかし私は、研修の評価は本来、レベル3-4で評価されるべきだと考えています。

出発点はココ。
さて、ではなぜアンケート満足度がこれだけ普及しているのか?
やはり簡単に“研修効果”としてデータ取得が容易で運用が非常に楽、というメリットにあるでしょう。この指標は否定はしないものの、アンケート満足度に依存してしまうと非常に大事なことを見落としまいます。
この観点で非常に重要な示唆を、盟友の新田氏が書いてくれたので以下もぜひ参照ください!
僕の考えを少し。
研修の満足度に依存しすぎる人事や研修屋さんてどうなのよ、と今でも思っています。満足度だけではないよね、という認知は大分広がってきているとは思いますが、別の指標が無いためなんとも苦しいところが現実なのはわかりますが。ただ、色々追っていくことは可能なんですけどね…
▼1,2回の研修実施では行動変容はほぼ起きない
さて、我々はレベル3の「他者からのアンケート」をベースに効果測定を進めてきたので、その一部を書きます。ご協力いただきましたクライアントの皆様に心から感謝いたします。

ここから分かったことは、
●研修1~2回で行動変容はほどんど起きない
●研修3~4回で(なぜか)行動変容の効果が高まる
厳密にいえば、n数をそろえなければならないのですが、傾向を見る分には十分でしょう。
このような傾向をふまえることができたので、我々は研修を帯(複数回に分けて)としてご提案、ご支援をさせていただいています。
もう少し突っ込むとこんなこともわかっています。
●行動変容と研修満足度の因果関係は見られない。一部、相関が見えるケースもあるが、あくまで相関レベル
●行動変容を起こす人は大きく変化するが、起こさない人は全く起こさない。要は、大きく2極化する
少し話は飛びます。
全員ポテンシャルを持っていて、全員に未来がある。その成長に携わりたい、と思い、この仕事を続けています。一方、これらのデータは、残念ながら全員は伸びない、という現実を冷徹に物語っています。研修を行っている側の責任はありますが、全員に見合った研修などは現実的ではないかもしれません。個人的な感情論だけではなく、データが示す結果を踏まえて前提を変えることも大事なのではないか、と思うようになってきました。
昨今、研修効果測定界隈においては、研修終了後1か月後に受講者からヒアリングし、その結果を行動変容とみなすこともあるようです。
うーん、そもそも行動変容は他者から評価されるものでしょう。そしてそれはカートパトリックのレベル1だろうなぁ、と思ってしまいます。
前提が全然違いますよね。
書籍に書いてあることですし、ある識者の方ともディスカッションしたのですが、やっぱりそこは腹落ちしていないので、その論を僕はとりませんのであしからず。
▼番外編
全く同じ研修を複数年、オンライン/対面研修の形式を変えて行った、研修での入力文字数をシンプルに並べただけの結果です。

と、いうことで、オンライン研修は(マジで)推奨していません。
また、思考力の低下も見て取れます。

こういう全体的な傾向をふまえ、ひとりで日本の教育や育成は大丈夫か!?と危機感を感じており、何とかせねば、という変な責任感を感じています。



