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真に生産的な情報共有とは何か

古田 聡
古田 聡
2025.09.02

いやー、暑い、暑いです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は夏休みを満喫しました!が、終わった後はありがたいことなんですけど、研修三昧の日々でした。今の時期はどちらかと中堅社員対象の、昇格に関わる大事なパートを担わせていただいています。
今回は研修中に出てくる、そしてよくある「組織内での情報共有」ってやつにフォーカスをあててみます。今回も気にせず行きます。
いくぞー テッテレー!

▼会社で情報共有が行われていない、という最もらしい課題

研修で「現状の会社の問題と課題を設定してください」というテーマを扱うことが、まぁよくあります。現場目線で現役の皆さんがグループワークで様々な観点からまとめてくれます。業界業種問わず、ほとんどの会社で真っ先に出てくることがこれ。

●●が出来ないのは、情報共有がされていないからだ
士気が下がっているのは、会社からの情報共有が十分ではないからだ
コラボレーションを阻んでいるのは、組織の壁があり情報共有がされていないからだ

などなど

私は、発表を一通り聞いた後、毎回同じようなことを受講者の皆さんに問います。

「発表ありがとうございました。私から1点だけ質問をさせてください。
皆さんにとって、情報が共有されていないというのが問題だとしたら、十分に情報共有がされている状態というのはどういう状態なのでしょうか?質問の表現を変えると、何が満たされていたら情報が共有された状態になるのでしょうか?」

読んでくださっている皆さんは、いかがでしょうか?

▼情報共有の4段階

私が考える情報共有の状態は以下で捉えています。

①情報を伝えているか、集約できているか?
そもそもですが、共有すべき情報を下に落としているのか、現場で起こった情報を上にあげているのか。ここが出来ていないのは論外ですが、実際にはまだちょいちょいありますね。

②共有された情報の、言語としての意味を理解しているか?
端的に言うと、理解しているか。
理解していないのに、ハイ、と答えてしまう、新人あるあるケース。また、その情報は受け流していないか。ちゃんと留めているか、忘れていないか、そこもチェックポイント。

③情報の意味は理解しているが、心情的に納得しているか?
中堅や管理職の皆さんに良く見受けられるのがこのケース。
会議では共有され理解、合意された”ふぅ”ですが、自部署やタバコ部屋でグチグチいうたぐいのものですね。

④情報が情報として理解され納得が生まれ、ネクストアクションまで議論できているか?
ゴールは多分ココ。もちろんそこにはどちらかが見えないところで泣き、清濁併せ吞むこともあるけど、大目的達成のためには手を携える、という感じ。

どうでしょ?

▼情報共有を待つのではなく、情報を取りにいく、というスタンス

研修の場面に戻ります。

「”情報が共有されないから様々な問題が解決されない”という考え方は一見正しそうに思えます。しかし、情報共有に一体どれだけの時間を我々は割くべきでしょうか。」

(シーン…)

「もしそんなに時間が割けないのであれば、情報共有は最低限の“必須情報(MUST情報)”だけでも、正確に行われれば十分に意味があると考えられますが、いかがでしょうか。

さらに、皆さんが仕事を突き詰めて進めていくと、ご自身のお力だけではどうしても解決できない場面が出てきませんか?その時に、他部署やグループ会社に相談して助けを借り、課題を解決する。新しいことやビジネスに挑戦してみる。

すなわち、自身でこの情報が欲しい!という渇望状態まで持っていき、自ら取りに行くことで、真の情報共有が行われる。遠回りかもしれないけど、これこそが情報共有における生産的な姿だと思いますが、どうでしょうか。」

まぁ、古今東西変わらないのは、情報を取りに行って情報を発信している人に情報が集まってくるというのが普遍的な構造っつーことで。

 

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